コース設計の原理/コースガイド
川奈ホテルゴルフコース 大島コース
静岡県伊東市/開場1928年
設計:大谷光明
1928年(昭和3年)、大谷光明の設計により開場した川奈ホテルゴルフコースの一つで、1936年開場の姉妹コース「富士コース」よりも古い歴史を持つ。伊豆・川奈の海岸線を望むシーサイドコースとして知られ、開場から90年以上を経た現在も、造成当初のルーティングを再現する形でリニューアルが行われたと伝えられている。
川奈ホテルゴルフコースには富士コースと大島コースの2つの18ホールコースがあり、大島コースは1928年(昭和3年)に大谷光明の設計により開場した、より古い方のコースにあたる。1936年に開場したC.H.アリソン設計の富士コースと比べて紹介される機会は少ないものの、相模灘沿いのロケーションを生かしたシーサイドコースとして100年近い歴史を持つとされる。
近年、コースルーティングを開場当初の姿に近づける形でリニューアルが行われ、GPSナビ付き乗用カートによるスループレーが導入されるなど、伝統と現代的な運営の両立が図られているとされる。個別ホール18ホール分のパー・ヤーデージ・ニックネームの由来については、プリンスホテル公式サイトのコースレイアウトページで確認できた。
各ホールのヤーデージ・レイアウト・マネジメント
1番 パー4・354/289/289ヤード
ニックネームは「熊谷の冒険(KUMAGAI'S ADVENTURE)」。ゴルフ場建設に携わった熊谷直道技師の住居がグリーン左下にあったことに由来する。(HDCP3)
2番 パー3・199/169/169ヤード
まっすぐな打ち下ろしのショートホールで、手前はハザードがなく攻めやすいが、左バンカーとオーバーは禁物とされる。ニックネームは「為朝の散歩道(TAMETOMO PROMENADE)」。(HDCP15)
3番 パー4・373/368/292ヤード
海岸線に沿ったホールであることから、ニックネーム「海岸通り(KAIGAN-DORI)」を持つ。(HDCP9)
4番 パー4・351/341/274ヤード
谷越えの左ドッグレッグで左は海という難関ホール。ニックネーム「Good-bye」は、海へ消えていくボールに向けられた言葉に由来する。(HDCP1)
5番 パー4・262/222/217ヤード
ティーショット後に急坂を登る構成で、ニックネームは「見返り坂(MIKAERI ZAKA)」。(HDCP7)
6番 パー3・147/130/130ヤード
つり橋のかかった深い谷越えのショートホールで、ニックネームは「S.O.S」。(HDCP13)
7番 パー4・282/264/259ヤード
設計者・大谷光明がナイスショットで笑顔を見せたことに由来する「大谷殿の笑い(OHTANI'S SMILE)」というニックネームを持つ。(HDCP11)
8番 パー5・464/396/396ヤード
丘陵越えに自信のない人はコースなりに刻むべきという格言に由来する「落人回り(OCHUDO-MAWARI)」の名を持つ。(HDCP5)
9番 パー4・408/378/252ヤード
谷越えの左ドッグレッグで、狙い目はバンカー右サイド。左の林に注意が必要とされる。平坦で松林に挟まれた様子を東海道に見立てた「東海道(TOKAIDO)」の名を持つ。(HDCP17)
10番 パー4・380/346/341ヤード
広々とした左ドッグレッグで、ティーショットはセンター狙いが良いとされる。旧クラブハウスのテラスから眺められたことに由来する「テラス(TERRACE)」の名を持つ。(HDCP4)
11番 パー4・363/353/273ヤード
セント・アンドリュースの内陸部を指す「リンクスランド」に似ていることに由来する名を持つ。(HDCP16)
12番 パー4・360/308/303ヤード
なだらかな肩のような地形(鞍部)に由来する「ノース・コル(NORTH COL)」の名を持つ。(HDCP10)
13番 パー4・286/253/253ヤード
カエサルの故事「来たり、見たり、勝てり」に由来する「VENI VIDI VICI」の名を持つ。(HDCP2)
14番 パー3・117/114/114ヤード
かつてグリーンが2つ横に並んでいたことに由来する「ツイン(TWIN)」の名を持つ。(HDCP8)
15番 パー4・330/316/316ヤード
設計者・大谷光明が手掛けた程ヶ谷カンツリー倶楽部15番に似ていることに由来する「程ヶ谷(HODOGAYA)」の名を持つ。(HDCP14)
16番 パー3・180/146/146ヤード
ティーグラウンド前の谷が実際より距離を感じさせ、打ち上げも考慮して打つ必要がある。左には隠しバンカーがある。谷の地名に由来する「地獄谷(JIGOKU-DANI)」の名を持つ。(HDCP12)
17番 パー5・494/341/341ヤード
まっすぐで広々としたパー5で、ティーショットを飛ばせばアイアンでの2オンも狙えるとされる。両サイドの花畑がパリのシャンゼリゼ通りを思わせることに由来する名を持つ。(HDCP6)
18番 パー4・361/316/311ヤード
ホールアウトを待つ配偶者と一杯を、という趣旨に由来する「W. & D.(ワイフ&ドリンク)」の名を持つ。(HDCP18)
コース全体のルーティング概観
出典:じゃらんゴルフ「川奈ホテルゴルフコース大島コース」、プリンスホテル公式サイト「川奈ホテルゴルフコース 大島コース」、note「川奈・大島コースは100年続くガード下の名店である」等をもとに構成。各ホールのパー・ヤーデージ・ニックネームの由来は、プリンスホテル公式サイトのコースレイアウトページ(https://www.princehotels.co.jp/golf/kawana/oshima/course/ )に基づき記載した。