原理原則ゴルフ

コース設計の原理/コースガイド

門司ゴルフ倶楽部

福岡県北九州市門司区/開場1934年

設計:上田治

1934年(昭和9年)仮開場、上田治の設計による福岡県北九州市の名門コース。国際港・門司港を控え、大連や青島、台湾などからの来訪者の需要に応える形で計画されたと伝えられる。

門司ゴルフ倶楽部は1934年(昭和9年)11月3日、9ホールのコースが完成し仮開場した。廣野ゴルフ倶楽部の役員であった高畑誠一が、同倶楽部で修行していた上田治にコース設計を依頼したことがきっかけとされる。上田治の初期の代表作の一つに位置づけられる。

国際港であった門司港には、大連や青島、台湾などからの来訪者がプレーできるゴルフ場が求められていたという事情が、コース建設の背景にあったと伝えられる。18ホール・パー72・6,700ヤードの丘陵コースで、2グリーン・コウライ芝、バンカー60・池が絡むホール5を数えるとされる。

各ホールのヤーデージ・レイアウト・マネジメント

1番 パー4・フルバック380/バック370/フロント360/レディース353ヤード

HDCP11。クラブハウスに見送られながら静かにスタートする、左右にフェアウェイバンカーを配した直線的なホール。左サイドにOBがあるため引っ掛けに注意が必要とされる。

2番 パー5・フルバック495/バック480/フロント465/レディース420ヤード

HDCP3。左サイドにOBがあり引っ掛けに注意。距離のないパー5だが、グリーンは小高くそびえる砲台グリーンで、四方を深いアリソンバンカーがガードしているとされる。

3番 パー3・フルバック210/バック195/フロント175/レディース135ヤード

HDCP15。手前の池からグリーン右まで小川が流れるペナルティーエリアがあり、距離のあるホールとされる。

4番 パー5・フルバック565/バック553/フロント540/レディース523ヤード

HDCP1。老松の林間を進むロングホールで、コース内で最も難易度が高いホールとされる。左サイドにOBがあり引っ掛けに注意、グリーン左手前のバンカーを避けて右サイドから攻めるのがセオリーとされる。

5番 パー3・フルバック170/バック170/フロント155/レディース140ヤード

HDCP17。左への引っ掛けとグリーンオーバーに注意が必要なショートホール。右手前のガードバンカーが微妙に効いているとされる。

6番 パー4・フルバック410/バック397/フロント380/レディース320ヤード

HDCP7。コース屈指のタフなミドルホールとされる。左サイドにOBゾーンが続き、グリーンは一段高く横長で段差があり、手前・奥・左にガードバンカーが配されている。

7番 パー4・フルバック415/バック400/フロント386/レディース332ヤード

HDCP5。距離のあるミドルホールで、左サイドにOBがあり引っ掛けに注意。グリーンは大きめで左右手前にガードバンカーが配されている。

8番 パー4・フルバック350/バック350/フロント337/レディース325ヤード

HDCP13。右サイドに小川が流れるペナルティーエリアがある。グリーンはセンターから左奥に下りがあるとされる。

9番 パー4・フルバック400/バック385/フロント370/レディース300ヤード

HDCP9。設計者・上田治氏自慢とされるフェアウェイ左のダブルバンカー攻略がポイントのホール。グリーン左のバンカーより、右のサブグリーン側に外した方が寄せやすいとされる。

10番 パー5・フルバック525/バック512/フロント505/レディース490ヤード

HDCP2。左右にOBがあるロングホール。小ぶりな砲台グリーンは花道が狭く、アリソンバンカーが効いているとされる。

11番 パー3・フルバック225/バック200/フロント180/レディース130ヤード

HDCP16。グリーン左右にバンカーが配されたショートホールで、特に左サイドのバンカーの方が難易度が高いとされる。

12番 パー4・フルバック420/バック410/フロント387/レディース263ヤード

HDCP6。左右にOBゾーンがあり、ホール中央からグリーンまで緩やかに上っている。二段グリーンとされる。

13番 パー4・フルバック340/バック340/フロント325/レディース302ヤード

HDCP8。右の池はOB、左の斜面はレイアップが必至とされる。グリーンは急激に登っており、右手前のダブルバンカーを避けセンター左を狙うのがセオリーとされる。

14番 パー4・フルバック360/バック360/フロント340/レディース330ヤード

HDCP14。距離のない打ち下ろしホール。グリーンは奥から手前への傾斜と、左の山側から右への傾斜を読み切るのがポイントとされる。

15番 パー4・フルバック395/バック385/フロント370/レディース360ヤード

HDCP10。フェアウェイ左のバンカー越えにはキャリーで250ヤード以上が必要とされる。グリーン左右のバンカーを避け、確実に花道から攻めるのがセオリーとされる。

16番 パー5・フルバック520/バック520/フロント503/レディース440ヤード

HDCP4。フェアウェイはグリーンまで右側に傾斜している。3打目は打ち上げのためショートしやすく、グリーンは左が高く右が低い二段グリーンとされる。

17番 パー4・フルバック330/バック330/フロント310/レディース210ヤード

HDCP12。遠くに周防灘を望む打ち下ろしの右ドッグレッグホールとされる。グリーン左右にある高難易度のバンカーを避けるため、得意な距離を残すティーショットが肝要とされる。

18番 パー3・フルバック190/バック165/フロント140/レディース127ヤード

HDCP18。左奥にクラブハウス、右奥に赤い橋、遠くの山々を借景とした、門司ゴルフ倶楽部を代表する池越えのショートホールとされる。ティーグラウンドが右を向いているため、打ち出し方向の確認が必要とされる。

出典:Wikipedia日本語版「門司ゴルフ倶楽部」に加え、公式サイト(mojigolf.co.jp)・楽天GORAで裏取り。18ホール・パー72・設計者上田治・高麗芝は公式サイトと楽天GORAで一致確認できた。一方、開場日は公式サイト沿革で「11月23日」の記載があり、記事の「11月3日」(Wikipedia由来)と食い違うが、他の複数業者サイトでは「11月3日」の記載もあり情報源間で不一致のため確定できず、既存表記を維持した。グリーン方式についても楽天GORAは「1グリーン」と記載しており記事の「2グリーン」と一致しないが、GDOのコース情報ページは403エラーで取得できず複数ソースでの裏付けが取れなかったため、同様に既存表記を維持した。ヤーデージ6,700Yも楽天GORA記載の6,750Yとは近似値ながら完全一致せず未確認。バンカー60・池が絡むホール5、高畑誠一による依頼の経緯、大連・青島・台湾からの来訪者需要という記述は公式サイト・楽天GORAいずれにも見当たらず、本セッションでは裏付けが取れなかったためヘッジ表現に留めた。2026-09-25の再調査で、公式サイトに18ホール個別の解説ページ(mojigolf.co.jp/hole01/〜hole18/)が存在することを確認し、各ホールのパー・HDCP・ヤーデージ(Full Back/Back/Front/Ladies)と、バンカー・OB・池・小川等のハザード配置に関する記述をholeNotesに反映した。ヤーデージは全18ホールで楽天GORA(c_id/400047/)の数値と完全一致し、2ソースで裏付けが取れた。なお、公式サイトのヤーデージ表見出しは「メイン」となっており、9番・18番の解説文には「サブグリーン」への言及があることから、ホールによっては主グリーンに加えて予備グリーンが存在する可能性があるが、この点はGORAの「1グリーン」表記と完全には整合しないため、既存本文の「2グリーン」表記は修正せず未確定のまま残した。また公式サイトの各ホールのFull Back合計は6,700Yとなり、既存本文の「6,700ヤード」と一致する一方、楽天GORAのコースレーティング表は同ティーで6,691Yとしており、完全一致はしないため、この差異も未解消として付記する。