原理原則ゴルフ

コース設計の原理/コースガイド

ペブルビーチ・ゴルフリンクス(Pebble Beach Golf Links)

米国カリフォルニア州ペブルビーチ(モントレー半島)/開場1919年

設計:ジャック・ネヴィル(Jack Neville)ダグラス・グラント(Douglas Grant)

設計の実務経験を持たないアマチュアゴルファー、ジャック・ネヴィルとダグラス・グラントが1919年に完成させた、モントレー半島の海岸線に沿うフィギュアエイト状のルーティングを持つコース。全米オープンやAT&Tペブルビーチ・プロアマなど数々のメジャー級競技を開催してきた。

ペブルビーチ・ゴルフリンクスは、モントレー半島の開発を手がけていたパシフィック・インプルーブメント社の依頼を受け、アマチュアゴルファーのジャック・ネヴィルとダグラス・グラントによって設計された。両者とも設計の専門的な実務経験を持たなかったが、1916年に設計に着手し、1919年2月22日に開場した。ネヴィルは後年、「モントレー半島の荒々しい海岸線に可能な限り多くのホールを配置する」という単純な方針でルーティングを決めたという趣旨の発言を残したと伝えられている。

完成したコースは、太平洋を望む海岸沿いのホールを多く含むフィギュアエイト状のレイアウトを持ち、開場以来大きな改変をほとんど受けていないとされる。全米オープン選手権をはじめ、AT&Tペブルビーチ・プロアマ(PGAツアー競技)など数多くのメジャー級・ツアー競技の会場となってきた実績を持つ。

各ホールのヤーデージ・レイアウト・マネジメント

7番 パー3・約106ヤード

太平洋に突き出た岩場の上に置かれた小さなグリーンを狙う、距離こそ短いが難易度の高いショートホールとして知られる。グリーン周りはバンカーと切り立った崖に囲まれており、正確なショートアイアンが要求される。

8番 パー4・約428ヤード

崖の縁に沿ったブラインドのティショットから始まるホールで、崖際に近いラインほど有利になるリスク・リワードの構成として紹介されることが多い。

18番 パー5・約543ヤード(フィニッシングホール)

ホール左側全体に太平洋が広がるドッグレッグ・レフトのフィニッシングホールで、ペブルビーチを象徴する最も有名なホールの一つとされる。

コース全体のルーティング概観

ペブルビーチ・ゴルフリンクス(Pebble Beach Golf Links)のホールルーティング模式図
公開されている情報をもとに作成したオリジナルの簡易模式図です。実測に基づく精密な測量図ではありません。

出典:USGA「The Origin Of Pebble Beach Golf Links」、Pebble Beach Resorts公式サイト(course-history)、PGA.com「Inside Pebble Beach Golf Links」、yourgolftravel.com等をもとに構成。各ホールのヤーデージはティの位置により変動するため目安として記載した。(2026-09-23再確認:7番約106ヤード・パー3、8番約428ヤード・パー4、18番約543ヤード・パー5であることを公式ヤーデージガイド系情報源で再確認、既存記載に変更なし)