ゴルフボール/メーカーガイド
Titleist(タイトリスト)ボール
1932年、ゴム加工業Acushnet Process Companyのゴルフボール部門として創業。2000年発売のPro V1は、PGAツアーで47人ものプロが一斉に切り替えたとされる「用具史上最大級の変更」として語られ、以後のマルチピース・ツアーボール市場の基準となった。
Titleistは1932年、ゴム加工業Acushnet Process Companyのゴルフボール部門として創業し、1935年に初代"Titleist"ボールを発売した。創業者Philip E. Young(愛称"Skipper")が自身のパットを疑いボールをX線撮影したところコアの偏心を発見し、均一な品質のボール作りを志したという逸話が広く語られているが、これは公式側の一貫したナラティブであり独立した第三者検証までは確認できていない。1936年にはボールの性能を検証するデモンストレーション機を導入し、1949年の全米オープンでは出場選手の使用率トップのボールになったとされる。
最大の転換点は2000年10月発売のPro V1で、ソリッドコア・マルチレイヤー構造に鋳造ウレタンカバー(392ディンプル)を組み合わせ、「飛距離とフィーリングの両立」を実現したツアーボールとして、発売直後にPGAツアーで47人のプロが一斉に切り替えたと伝えられている。当初計画より4か月早い2000年12月末に一般発売され、2001年3月には市場シェア1位に達したとされる。2003年には高打ち出し・低スピン志向のPro V1xを追加し、4ピース・デュアルコア構造(332ディンプル)を採用したが、このデュアルコアの詳細構造は特定の専門メディア記事のみでの言及にとどまり、Titleist公式による詳細な構造説明は確認できていない。以後、奇数年ごとのフルモデルチェンジというサイクルを確立し、2021年モデルでは10年ぶりにディンプルパターンを変更している。
代表的な製品ラインはPro V1(2000年〜)、Pro V1x(2003年〜)で、2025年モデルで発売25周年を迎えた。