コース設計の原理/コースガイド
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)
米国ジョージア州オーガスタ/開場1932年
設計:アリスター・マッケンジー(Alister MacKenzie)、ボビー・ジョーンズ(Bobby Jones)
1930年にグランドスラムを達成したボビー・ジョーンズが、設計家アリスター・マッケンジーと共同で作り上げたパークランドコース。マスターズ・トーナメントの会場として知られ、11〜13番の「アーメンコーナー」は世界で最も有名なホール群の一つとされる。
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブは、実業家クリフォード・ロバーツと、1930年にゴルフの年間グランドスラムを達成した伝説的アマチュアゴルファー、ボビー・ジョーンズによって創設された。1931年に旧フルートランド・ナースリー(苗木農園)の敷地を取得し、コース設計にはサイプレス・ポイントやロイヤル・メルボルンなどで知られる設計家アリスター・マッケンジーを招いた。建設は1931年に始まり1932年に完成、1933年1月に正式開場したと伝えられている。マッケンジーとジョーンズは力任せの難易度ではなく、戦略性・幅・角度・攻め方の選択肢を重視したコース作りを志向したとされる。
ジョーンズはこの地で1934年から招待競技(後のマスターズ・トーナメント)を創設し、現在はゴルフの4大メジャー競技の一つに数えられている。コース中盤の11番・12番・13番は「アーメンコーナー」と呼ばれ、レイズ・クリークが絡む地形と繊細なグリーン周りの難しさから、世界で最も有名なホール群の一つとされる。
各ホールのヤーデージ・レイアウト・マネジメント
11番 ホワイト・ドッグウッド(パー4・約520ヤード)
アーメンコーナーの入口となるロングパー4で、コース内で最も難しいホールの一つとされる。左から右へのドッグレッグとされ、風の影響を受けやすいとされる。
12番 ゴールデン・ベル(パー3・155ヤード)
マスターズで最も注目されるホールの一つとされるショートホール。トーナメント史を通じてほとんど変更されていないホールとされ、レイズ・クリークが手前を守り、3つのバンカーがグリーンを囲む。予測しづらい風がこのホールを象徴する難しさとされる。
13番 アザレア(パー5・約545ヤード)
アーメンコーナーを締めくくるパー5で、コース内では2番に次いで易しいホールとされる。2023年にヤーデージが延長されたと伝えられる。レイズ・クリークを越えベン・ホーガン橋を渡った先で、左に鋭くドッグレッグする構成が特徴とされる。
コース全体のルーティング概観
出典:Wikipedia「Augusta National Golf Club」「Masters Tournament」、golf.com「Masters: Who designed Augusta National Golf Club?」、PGA Tour公式サイト、SI.com「Masters 12th Hole」、CBSSports「Augusta National officially lengthens...13th hole」等をもとに構成。開場日は資料により1932年完成/1933年1月正式開場と表記が分かれるため両方を明記した。(2026-09-23再確認:11番約520ヤード・パー4、12番155ヤード・パー3、13番約545ヤード・パー5であることをgolf.com「Masters scorecard」・PGA TOUR「2026 Masters hole-by-hole」等で再確認、既存記載に変更なし)