コース設計の原理/設計家名鑑
アリスター・マッケンジー(Alister MacKenzie)
1870 - 1934
サイプレス・ポイント、ロイヤル・メルボルンなどを手がけた著名設計家で、ボビー・ジョーンズと共同でオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブを設計した。戦略性・幅・複数の攻め方の選択肢を重視する設計思想で知られる。
代表作:オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(共同設計)、サイプレス・ポイント・クラブ、ロイヤル・メルボルン・ゴルフクラブ
アリスター・マッケンジーは、サイプレス・ポイント・クラブ、ロイヤル・メルボルン・ゴルフクラブ、クリスタル・ダウンズなどを手がけたイギリス出身の設計家で、20世紀前半を代表するゴルフコース建築家の一人とされる。1930年代初頭、1930年に競技者として大記録(グランドスラム)を達成したばかりのボビー・ジョーンズから、地元ジョージア州に理想のコースを作りたいという依頼を受け、共同設計者としてオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの設計に携わった。
マッケンジーとジョーンズは、力任せの難易度ではなく、戦略性・幅・角度・選択肢を重視したコース作りを志向したと伝えられている。オーガスタ・ナショナルは1931年に土地取得後、1932年に建設が完了し、1933年1月に正式開場したとされる。マッケンジーは開場翌年の1934年に死去しており、その後のコース改修には関与していない。
コースガイド
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)
1930年にグランドスラムを達成したボビー・ジョーンズが、設計家アリスター・マッケンジーと共同で作り上げたパークランドコース。マスターズ・トーナメントの会場として知られ、11〜13番の「アーメンコーナー」は世界で最も有名なホール群の一つとされる。
サイプレス・ポイント・クラブ(Cypress Point Club)
1928年開場、アリスター・マッケンジーが設計したモントレー半島のコース。太平洋に突き出た岬を横切る16番のロングパー3は、ゴルフ界で最も有名なホールの一つとされる。会員制の非公開クラブでありながら、コースランキングでは常に世界最上位に位置づけられる。
ロイヤル・メルボルン・ゴルフクラブ ウエストコース(Royal Melbourne Golf Club, West Course)
1931年開場、アリスター・マッケンジーが基本設計を行い、オーストラリアの競技ゴルファーであり設計家でもあったアレックス・ラッセルが現地で建設を監督した、メルボルン「サンドベルト」地域を代表するコース。オーストラリア国内トップ、世界でも屈指のコースと評される。
出典:Wikipedia(Augusta National Golf Club)、golf.com、PGA.com、Today's Golfer等をもとに構成。