コース設計の原理/コースガイド
程ヶ谷カントリー倶楽部
神奈川県横浜市/開場1922年
設計:赤星四郎
1922年(大正11年)開場、日本初の本格的な18ホール・チャンピオンコースとされる横浜市の名門コース。1927年の第1回日本オープンゴルフ選手権の開催地となった。
程ヶ谷カントリー倶楽部は大正11年(1922年)10月15日にまず9ホールが開場し、翌年4月に18ホールが完成した。初期の設計は、米国スコーキー・ゴルフクラブのプロであったW.フォバーグが手がけたと伝えられる。その後昭和10年(1935年)に赤星四郎が改造を行い、6500ヤード・パー72の構成に整えたとされる。
1927年の第1回日本オープンゴルフ選手権の開催地となり、このとき会員であった赤星六郎が優勝した。以後1931年、1941年にも日本オープンの舞台となっている。「株式会社がゴルフ場施設を造り、倶楽部に無償貸与する」という運営方式の第1号事例としても知られる。
各ホールのヤーデージ・レイアウト・マネジメント
1番 パー4・410ヤード(Aグリーン)/376ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
程ヶ谷のアウトを開けるパー4とされる。パー3を除き大半のホールでティからグリーンが見えないとされるこのコースにあって、1番は比較的視界の開けたホールとされる。OBのない設計とされ、ティショットではまずフェアウェイキープを最優先し、丘陵特有のアップダウンに惑わされない距離感でスタートを切りたい。
2番 パー5・526ヤード(Aグリーン)/528ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
Aグリーン・Bグリーンともに500ヤードを超える、アウトで最も距離のあるパー5の一つとされる。バンカーはグリーン周りに集中して配置されているとされ、3打目までにピンへの正確な距離感を作れるかが鍵になると考えられる。
3番 パー3・165ヤード(Aグリーン)/163ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
距離のあるパー3で、Aグリーン165ヤード・Bグリーン163ヤードとほぼ互角の設定とされる。パー3はティからグリーンが見える数少ないホールの一つとされ、狙うグリーンを早めに見極めてクラブを選びたい。
4番 パー4・356ヤード(Aグリーン)/352ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
アウトの中では短めのパー4とされる。距離が短い分、グリーン周りに待ち構えるバンカーを避けた正確なティショットが求められると考えられる。
5番 パー4・392ヤード(Aグリーン)/396ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
中距離のパー4で、A・Bグリーンともに390ヤード前後とほぼ同じ距離感とされる。丘陵地形特有のうねりがフェアウェイの明暗を分けるとされ、平坦な着地点を意識したティショットが有効と考えられる。
6番 パー5・585ヤード(Aグリーン)/557ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
コース屈指の長さを持つパー5とされ、Aグリーン585ヤード・Bグリーン557ヤードといずれも長い設定になっている。距離が長い分、3打で確実にグリーンに乗せる刻みの判断がスコアメイクの鍵になると考えられる。
7番 パー4・342ヤード(Aグリーン)/348ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
アウト後半の短めのパー4とされる。距離が短い分だけグリーン周りのバンカーがスコアを脅かすとされ、ティショットの正確性が問われるホールと考えられる。
8番 パー3・202ヤード(Aグリーン)/186ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
距離のあるパー3で、Aグリーン202ヤード・Bグリーン186ヤードと、狙うグリーンによって番手が大きく変わるとされる。長めの番手が必要になる分、無理をせず確実にグリーンを捉える組み立てが安全と考えられる。
9番 パー4・442ヤード(Aグリーン)/428ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
アウトを締めくくる長めのパー4とされる。A・Bグリーンいずれも420ヤードを超え、正確なティショットと2打目の距離感の両方が試されるホールとされる。
10番 パー4・442ヤード(Aグリーン)/431ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
インのスタートホールで、アウト9番と同様に440ヤード前後の長めのパー4とされる。丘陵地形のアップダウンに加えブラインド要素の強いアプローチになりやすいとされ、2打目の番手選びを慎重にしたい。
11番 パー4・360ヤード(Aグリーン)/373ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
中距離のパー4で、Bグリーンを狙う場合の方がAグリーンよりやや距離が長くなるとされる。グリーン周りのバンカーを避けたティショットの精度が問われるホールと考えられる。
12番 パー3・176ヤード(Aグリーン)/177ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
A・Bグリーンともにほぼ同じ距離感のパー3とされる。パー3らしくティからグリーンが見える数少ないホールの一つとされ、風の影響を見極めた番手選びが安全策になる。
13番 パー5・502ヤード(Aグリーン)/506ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
ティショットから約30ヤードの打ち下ろしで始まり、2打地点からはわずかに打ち上げとなるホールとされる。高低差の変化がスコアメイクの鍵で、下りの打ち下ろしで距離感が狂いやすい分、ティショットは番手を上げすぎず、平坦な着地点を優先する組み立てが安全策になる。
14番 パー4・436ヤード(Aグリーン)/406ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
インの中盤に位置する長めのパー4とされる。Aグリーンを狙う場合は430ヤードを超える設定とされ、ティショットの飛距離と方向性の両方が求められるホールと考えられる。
15番 パー4・348ヤード(Aグリーン)/353ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
中距離のパー4で、A・Bグリーンともに350ヤード前後とされる。距離が長すぎない分、グリーン周りのバンカーを避けた正確な2打目の組み立てが有効と考えられる。
16番 パー4・382ヤード(Aグリーン)/349ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
池が左側ラフ沿いからグリーン手前まで配置されているとされるホール。ティショットの狙い目はフェアウェイ右側が定石とされ、2打地点からグリーンにかけては左に傾斜するとされる。池を避けようとして引っかけると傾斜と池の両方に捕まりやすいため、ティショットは右サイドを確実に捉え、2打目は傾斜なりに右から攻める組み立てが有効と考えられる。
17番 パー3・188ヤード(Aグリーン)/188ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
A・Bグリーンとも188ヤードと、狙うグリーンに関わらずほぼ同じ距離感になるパー3とされる。終盤に控える最後のパー3として、確実にグリーンを捉える番手選びが安全策になる。
18番 パー5・544ヤード(Aグリーン)/530ヤード(Bグリーン)、バックティー基準
コースを締めくくる長めのパー5とされる。A・Bグリーンいずれも500ヤードを大きく超え、3打目までの刻み方がスコアメイクを左右すると考えられる。丘陵コースならではのアップダウンを踏まえた距離感で、最終ホールを締めくくりたい。
出典:程ヶ谷カントリー倶楽部公式サイト(コースガイドのヤーデージ表)、Wikipedia、ゴルフダイジェスト社「程ヶ谷カントリー倶楽部」コース紹介記事等を参照。13番・16番のパー・ヤード数はA/B両グリーン・バックティー基準の数値を公式サイトで確認し、旧記載(13番506ヤードは内訳未確認としていたがBグリーンと一致、16番376ヤードは公式データ(A382/B349ヤード)と一致せず誤りだったため修正)を反映した。初期設計者W.フォバーグの経歴・表記の詳細は本セッションでは裏付けが取れなかった。 1〜12番・14・15・17・18番のパー・ヤード(A/Bグリーン、バックティー基準)は程ヶ谷カントリー倶楽部公式サイトの個別ホールページ(course/course{N}/)で確認した。各ホール固有のハザード配置・ドッグレッグ方向については、公式サイト・Shot Naviゴルフ場ガイド・楽天GORA・一般的なコース紹介記事のいずれからも具体的な記述を確認できなかったため、ホール別の具体的なバンカー・池の位置は記載せず、コース全体の特徴として確認できた「パー3以外はティからグリーンが見えないホールが多い」「OBのない設計」「バンカーはグリーン周り中心」(複数のコース紹介記事で確認)のみを一般的な戦略コメントとして反映した。