コース設計の原理/コースガイド
大利根カントリークラブ
茨城県坂東市/開場1960年
設計:井上誠一
1960年(昭和35年)開場、井上誠一設計の茨城県の名門コース。東コース・西コースの36ホールを有し、日本オープンゴルフ選手権・日本女子オープンゴルフ選手権など数々の主要競技を開催してきた。
大利根カントリークラブは井上誠一の設計により昭和35年(1960年)10月9日に開場した。豊富な松林に囲まれた林間コースで、東コース・西コースあわせて36ホール・パー144を有する。西コースはインコース(後半)に池越えや花道のバンカーが絡む難ホールが多いとされる。
1971年に日本女子オープンゴルフ選手権(西コース)、1973年に日本オープンゴルフ選手権(東コース)が開催され、このうち日本オープンはNHKが国内で初めてゴルフ中継を行った大会として知られ、日本のゴルフブームのきっかけの一つになったと伝えられる。その後も2010年の日本女子オープン(東コース)、2014・2015年のダイヤモンドカップゴルフなど、数々の主要競技の舞台となってきた。
各ホールのヤーデージ・レイアウト・マネジメント
1番 パー4・373ヤード(レギュラーティー350ヤード。東コース)
ティショットは左サイドが好ましいラインとされるが、グリーンサイド付近まで左に浅いOBが走っているため、引っかけには注意したい。HDCP3に設定されており、東コースのオープニングホールとしては難度が高い部類に入るとされる。
2番 パー4・336ヤード(レギュラーティー317ヤード。東コース)
フェアウェイが左へ曲がるドッグレッグホールとされる。角には高い木が立っており、ショートカットを狙ってもこの木に阻まれるリスクが高いため、無理に内側を攻めず外側からまわる組み立てが基本線になると考えられる。グリーン奥への行き過ぎにも注意したい。
3番 パー3・145ヤード(レギュラーティー121ヤード。東コース)
グリーンの四方をバンカーが取り囲む形状のパー3とされる。ピン位置を欲張って狙うよりも、まずグリーン中央を目標にする安全策が大叩きを避けやすいと考えられる。
4番 パー5・477ヤード(レギュラーティー464ヤード。東コース)
左側に浅いOBが走るパー5とされる。フェアウェイバンカーは右寄りに配置されているとされ、OBを避けつつバンカーの右を確実に狙うライン取りが求められる。グリーンは奥に向かって受ける形状とされ、第3打の番手選びが鍵になる。
5番 パー4・376ヤード(レギュラーティー362ヤード。東コース)
東コース東アウトの中でHDCP1に設定された、コース屈指の難ホールとされる。フェアウェイ右サイドのバンカーが主な脅威とされ、ここを避けたティショットからグリーン周りの精度を保つことがパーセーブにつながると考えられる。
6番 パー4・362ヤード(レギュラーティー345ヤード。東コース)
左サイドに小川(クリーク)が流れ、ティショットの落下地点が限られるホールとされる。グリーンには段差があるとされ、アプローチ・パットともに高い精度が要求される。
7番 パー3・138ヤード(レギュラーティー127ヤード。東コース)
池越えのパー3で、東コースの中でも景観の美しいホールの一つとされる。ニアピン推奨ホールでもあり、無理に距離を欲張らず中央を確実に狙う組み立てが安全とされる。
8番 パー4・387ヤード(レギュラーティー372ヤード。東コース)
フェアウェイが右に傾斜しているホールとされる。左サイドにバンカーが配置されているとされ、中央からやや左を狙うライン取りが薦められる。傾斜の影響で第2打の番手選びも重要になると考えられる。
9番 パー5・547ヤード(レギュラーティー481ヤード。東コース)
フェアウェイが緩やかに右へカーブし、途中に松の大木が立っているホールとされる。この松がドッグレッグの内側を塞ぐ形になるため、ティショットで内側を無理にショートカットしようとすると松に阻まれるリスクがあり、外側からまわる安全なラインを基本線にしておきたい。
10番 パー4・384ヤード(レギュラーティー367ヤード。東コース)
フェアウェイは広めだが、右サイドのバンカーは避けたいホールとされる。グリーンをオーバーすると難しいアプローチを強いられるとされ、手前からの攻めが無難と考えられる。
11番 パー4・353ヤード(レギュラーティー330ヤード。東コース)
フェアウェイ右サイドのバンカーが主な脅威とされるホール。グリーンは受け形状とされ、乗せてからのパットは速いとされるため、アプローチの距離感が求められる。
12番 パー5・531ヤード(レギュラーティー492ヤード。東コース)
左へ曲がるドッグレッグのパー5とされる。左サイドを流れるクリークがグリーン手前約100ヤード付近でフェアウェイを横切っているとされ、第1打は中央に立つ松を目標にするのが定石とされる。HDCP4の難ホールで、刻みどころの見極めが重要になる。
13番 パー3・181ヤード(レギュラーティー158ヤード。東コース)
距離のあるパー3で、ニアピン推奨ホールとされる。グリーン中央にバンカーが配置されているとされ、オーバーや左への外しはパーセーブが難しくなるとされるため、番手選びを慎重にしたい。
14番 パー4・366ヤード(レギュラーティー346ヤード。東コース)
HDCP2に設定された、東コースイン最大の難ホールの一つとされる。ティショットは右サイドが好ましいとされるが、そこからはグリーン面が見えないとされ、距離感を慎重に見極める必要がある。
15番 パー3・161ヤード(レギュラーティー131ヤード。東コース)
砲台グリーンのパー3とされる。グリーンを外すとアプローチが難しくなるとされるため、無理をせず中央を狙う組み立てが安全とされる。
16番 パー5・474ヤード(レギュラーティー455ヤード。東コース)
ドラコン推奨ホールのパー5とされる。第1打は中央の松を目標にするのが定石とされ、第2打ではグリーン手前中央のバンカーを避けるライン取りが求められる。
17番 パー4・341ヤード(レギュラーティー322ヤード。東コース)
東コースの中でHDCP18、最も易しいとされる短いパー4。距離が短い分、飛距離よりも正確なショットが求められるホールとされる。
18番 パー4・411ヤード(レギュラーティー376ヤード。東コース)
打ち上げのホールとされ、ティショットは右サイドが好ましいとされる。そこからはグリーン面が見えないとされるため、クラブ選択は慎重にしたい。東コースを締めくくるにふさわしい、HDCP6の難ホールとされる。
出典:Wikipedia「大利根カントリークラブ」、Shot Naviゴルフ場ガイド、関東ゴルフ連盟クラブ詳細ページ、楽天GORAコース情報ページを参照。開場日は旧記載で「10月2日」としていたが、Wikipediaおよび検索で確認できた公式サイト由来の情報がいずれも「昭和35年10月9日」としていたため10月9日に修正した。なお公式サイト(ohtone.co.jp)は証明書エラーのため本セッションでは直接取得できなかった。9番ホール(東コース)のバックティー547ヤードはShot Naviと一致を確認したが、レギュラーティーのヤード数は情報源ごとに460〜477ヤードとばらつきがあり、旧記載の481ヤードを確認できる情報源はなかったため、確度の低い数値として本文からは修正せず据え置いた。西コースの池越えホール等の具体的なホール番号・ヤーデージは本セッションでは特定できず、本文への反映を見送った。 東コース1〜8番・10〜18番のパー・ヤード(チャンピオン/バック/レギュラー/フロント)・HDCPは楽天GORAコース情報ページ(layout_disp/c_id/80020)で確認した。ハザード配置・ドッグレッグ方向・攻略ポイントはShot Naviゴルフ場ガイド(東アウト cdata_165_0、東イン cdata_165_4289)の記述を参照した。両情報源でヤーデージの基準ティーが異なるため一致しない箇所があり(例:1番はGORAバック373ヤードに対しShot Naviは426ヤード)、本文の主要数値は楽天GORAの公式データに統一し、Shot Naviはハザード・戦略記述のみの参照元とした。公式サイト(ohtone.co.jp)は証明書エラーのため本セッションでも直接取得できず、9番以外の各ホールの一次情報源としては未使用。