コース設計の原理/コースガイド
東京よみうりカントリークラブ
東京都稲城市/開場1964年
設計:井上誠一
1964年開場、井上誠一設計の東京都稲城市の名門コース。ゴルフ日本シリーズJTカップなどが開催され、国内のトーナメント開催コースで唯一、最終18番ホールがパー3という個性的な設計で知られる。
東京よみうりカントリークラブは井上誠一の設計により1964年に完成した。よみうりランドが運営するメンバーシップコースで、18ホール・7,023ヤード・パー72(アウト36・イン36)の構成になっている。
ゴルフ日本シリーズ(2021年にはJTカップ)や、かつての読売国際オープン(現キリンオープン)、ワールドレディスチャンピオンシップなど数々のトーナメントが開催されてきた。国内のトーナメント開催コースの中で、最終18番ホールがパー3であるのはこのコースだけとされる。
各ホールのヤーデージ・レイアウト・マネジメント
1番 パー4・396ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
打ち上げのミドルホールとされ、左右の崖が主要なハザードになるとされる(HDCP9)。フェアウェイ右目のバンカーの手前が狙い所とされる。
2番 パー3・190ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
グリーン手前のバンカーが特徴的な短いホールとされる。距離が短い分どこへ外しても難易度は高いとされ、無理をせずグリーン中央を確実に捉える組み立てが安全とされる。
3番 パー4・314ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
緩やかな左ドッグレッグのホールとされ、バンカーが正面に位置するとされる(HDCP1)。コース屈指の難ホールとされ、正確なティショットが求められる。
4番 パー5・518ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
打ち下ろしのロングホールで、左崖が危険とされる。グリーン手前の樫の木が障害物になるとされ、左への引っかけを避けることが重要とされる(HDCP7)。
5番 パー4・384ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
打ち上げのミドルホールとされる。左崖と、グリーンの複雑なアンジュレーションが課題になるとされる(HDCP3)。
6番 パー5・519ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
緩やかなS字を描くロングホールとされ、左右のバンカーが初期ハザードになるとされる。なお公式サイト・Shot Naviでは「パー5(ベントグリーン)/パー4(コーライグリーン)」とグリーン種別によってパー表記が切り替わる旨が示されている一方、楽天GORAの表ではパー4表記のみとなっており、情報源間で整合しない点があることを付記しておく(HDCP11)。
7番 パー4・389ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
左ドッグレッグのホールとされ、左のOBとバンカーが主要な危険箇所とされる(HDCP13)。フェアウェイ左のバンカーの右手にボールをキープするのが安全なルートとされる。
8番 パー3・197ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
ガードバンカーが効いているショートホールとされる(HDCP15)。無理をせずグリーン中央を狙う組み立てが安全と考えられる。
9番 パー4・448ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
長い打ち上げとなる左ドッグレッグのホールとされ、手前のバンカーが攻略ポイントになるとされる(HDCP5)。右手のバンカーも主要なハザードとされ、距離のあるホールである。
10番 パー4・432ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
打ち上げの左ドッグレッグのホールとされる(HDCP10)。左崖を避けるライン取りが必要とされる。
11番 パー5・507ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
緩やかな右ドッグレッグのロングホールとされる(HDCP8)。グリーン手前のバンカーが重要なハザードになるとされる。
12番 パー4・432ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
右ドッグレッグのホールとされる(HDCP2)。ダブルバンカーと右のOBが脅威とされ、正確なティショットが求められる。
13番 パー4・460ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
打ち下ろしのホールとされる(HDCP6)。グリーン奥のOBは浅いとされ、オーバーには特に注意が要るとされる。
14番 パー4・364ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
短距離ながらかなりの打ち上げとなり、視覚的なプレッシャーが大きいホールとされる(HDCP14)。距離の見た目に惑わされない番手選びが有効と考えられる。
15番 パー3・194ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
打ち下ろしのショートホールとされる(HDCP18)。周辺からのアプローチが難しい設計とされ、ティショットでグリーンを確実に捉えることが望ましいとされる。
16番 パー4・410ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
両サイドが受けた形状のフェアウェイを持つ、ドラコン推奨ホールとされる(HDCP12)。飛距離を求めやすい設計とされる。
17番 パー5・535ヤード(ベントグリーン、バックティー基準)
打ち上げから打ち下ろしへと続くロングホールとされる(HDCP4)。右のOBがあり、左サイドを狙うプレーが求められるとされる。
18番 パー3・224ヤード(愛称「魔の18番」)
池越えの最終ホールで、「魔の18番」と呼ばれるとされる。グリーンは奥から手前に向かって強く傾斜しているとされ、距離があるロングパー3であることと合わせて、実質的にこのコース随一の難所とされる。無理に奥のピンを狙わず、手前からでも乗せる番手選びと、傾斜なりに転がして寄せる組み立てが大叩きを避けるうえで現実的な選択になると考えられる。
出典:東京よみうりカントリークラブ公式サイト(tokyoyomiuri.com「ホール詳細」ページ)、楽天GORAコース情報ページ、Wikipedia「東京よみうりカントリークラブ」等を参照。18番ホールのパー3・224ヤード(Tournament/Blueティー)は公式サイト・楽天GORAの2情報源で一致を確認した。コース総ヤード数は情報源・ティー設定によって6,527〜7,156ヤードと幅があり(公式サイトのTournamentティー合計は7,156ヤード)、旧記載の7,023ヤードを確認できる情報源はなかったため、どのティー基準か特定できないまま数字を書き換えることは避け、既存の記載を据え置いた。18番ホール以外の個別ホール情報は本セッションでは十分な裏付けが取れず、本文への反映を見送った。 1〜17番のパー・ヤード・ハザード記述は東京よみうりカントリークラブ公式サイト「ホール詳細」ページ(tokyoyomiuri.com/course/holes/)とShot Naviゴルフ場ガイド(cdata_1610_0/cdata_1610_3099)を突き合わせて確認した。ヤーデージは公式サイト・Shot Naviが一致する「ベントグリーン」基準の数値を採用し、楽天GORAのBlue/White/Gold/Green区分とは基準ティーが異なる可能性があるため単純比較していない。6番ホールはパー5(ベント)/パー4(コーライ)とグリーン種別でパー表記が切り替わる旨が公式サイト・Shot Naviで示されている一方、楽天GORAの表記はパー4のみで情報源間の不整合が解消できておらず、その旨を本文に付記した。3番ホールの楽天GORA表に302Y/244Yの重複記載が見られたが表示の揺れとみられ、確度の高い公式サイト・Shot Navi一致値(314ヤード)を採用した。