戦略と統計の原理/用語集
GIR(グリーン・イン・レギュレーション)
パー数より2打少ない打数でグリーンに乗せられたかどうかを示す統計指標。パー3なら1打目、パー4なら2打目、パー5なら3打目までにグリーンに乗せれば「GIR達成」とみなされる。
GIR(Greens in Regulation)は、そのホールのパー数より2打少ない打数でボールをグリーンに乗せられたかどうかを示す統計指標で、パー3なら1打目、パー4なら2打目、パー5なら3打目までにグリーンに到達すれば「GIR達成」とみなされる。判定基準はグリーンの「エッジ(フリンジ・エプロンではなくパッティング面そのもの)」にボールが止まっているかどうかであり、フリンジに止まった場合はそこからパットできる状況であってもGIRには数えられない。
この指標は、ショートゲームやパッティングの巧拙を切り離し、純粋なショットメイキング(ボールストライキング)の質を測る目的でツアー統計に導入されたとされ、PGAツアーでは1980年から公式統計として記録が残っている。GIR率が高いほど、パーやバーディーを狙える機会を数多く作れていることを意味するため、スコアとの相関が強い指標として広く参照される。もっとも、GIRを達成しても3パット等でスコアを落とす場合もあり、GIR単体でラウンド全体の巧拙を説明しきれない点には注意が必要である。近年は、あるショットが「平均的なプレーヤー」の期待打数と比べてどれだけ得をもたらしたかを直接数値化するStrokes Gainedと併用して語られることが多い。