原理原則ゴルフ

コース設計の原理/用語集

レダン(Redan)

コース設計における「テンプレートホール」の一つ。パー3で、グリーンが入口手前右側から左奥・後方へ斜めに傾斜し、左側に深いバンカーを配する形状を特徴とする。

レダンは、コース設計史において繰り返し模倣されてきた「テンプレートホール」の代表格で、パー3のグリーンが手前右側から左奥・後方に向かって斜め(概ね45度前後)に傾斜し、その左側に深いバンカーを配置する形状を特徴とする。原型はスコットランド・North Berwick Golf Club(West Links)の15番ホールとされ、名称はクリミア戦争でイギリス軍がロシア軍の稜堡(redan)を攻略した戦史に由来する。ただし、North Berwick西コースのオリジナル15番ホールを実際に誰が設計したかは複数の資料で「確定していない」と明記されており、正確な発祥年についても出典に明確な年号は見当たらない。

この設計思想をゴルフ用語として広めたのがC.B. Macdonaldで、自著『Scotland's Gift: Golf』の中でレダンの設計思想を紹介し、自身が設計に関わったNational Golf Links of America(米ロングアイランド、1910年完成)の4番ホールでアメリカ初の「レダン」を再現した。以後、Seth RaynorやCharles Banksらが設計した数多くのコースで、レダンはテンプレートホールとして繰り返し踏襲されている。