クラブの原理/変遷史
ドライバーの長さはなぜ46インチに規制されたのか
パターを除く全クラブの長さ上限は長らく48インチだったが、2022年からドライバーは46インチに規制された。Bryson DeChambeauの飛距離増加への対応として広く受け止められた規制の経緯。
監修・執筆:原理原則ゴルフ編集部(編集部)
48インチから46インチへ
旧ルールでは、パターを除く全クラブの長さ上限は48インチだった。USGA・R&Aは2021年、ドライバーの長さ上限を48インチから46インチに引き下げる新たなローカルルールを発表し、2022年1月1日から施行された。PGAツアー・LPGAツアーは2022年にこのローカルルールを採用し、USGAは同年から主催する14のUSGA選手権すべてに適用した。
規制検討の経緯
シャフト長規制の検討自体は2014年の調査開始に遡るとされる。2016年には一度短縮案が提案されたが翌年に棚上げとなり、その後「Distance Insights Project(飛距離に関する調査プロジェクト)」の一環として再検討された。この規制は、Bryson DeChambeauの飛距離増加への対応として広く受け止められたと複数のメディアが報じている。
実勢との差
現在市販される多くのドライバーは、規制上限の46インチより短い45〜45.5インチ程度が主流とされる。つまりこの規制は、市販モデルの標準的な長さそのものより、プロ・上級者が用いる極端に長いシャフトを想定した措置だったと考えられる。なお、そもそも48インチという上限自体がいつ、どの規則改定で設定されたのかという起源については、今回の調査では特定できていない。
よくある質問
- なぜドライバーの長さが規制されることになったのですか?
- Bryson DeChambeauをはじめとする一部選手の飛距離増加への対応として広く受け止められています。規制の検討自体は2014年の調査開始に遡り、Distance Insights Projectの一環として2021年に46インチ規制が正式発表されました。
- 市販のドライバーも46インチに短くなったのですか?
- 多くの市販ドライバーはもともと45〜45.5インチ程度が主流で、46インチの規制上限を下回っています。この規制は主にプロ・上級者が用いる極端に長いシャフトを対象にした措置と考えられます。