クラブ/メーカーガイド
ブリヂストン(BRIDGESTONE GOLF)
タイヤメーカーとしてのゴム・接地面制御の知見を、クラブフェースのミーリング加工などに応用しているとされるメーカー。1972年の合弁会社設立によるクラブ事業参入を経て、1982年に自社ブランドを確立した。
親会社のブリヂストンは1931年に石橋正二郎が創業したタイヤメーカーで、ゴルフボール事業は1935年に本格生産を開始している。クラブ事業は1972年、米クエスター社(スポルディング部門)との合弁で設立された「ブリヂストンスポルディング株式会社」を起点とし、1973年に静岡工場でスポルディングブランドのクラブ生産を開始、1977年にブリヂストンタイヤの完全子会社となり「ブリヂストンスポーツ株式会社」へ改称、1982年に自社ブランド「ブリヂストン」名義でのクラブ販売を始めている。
タイヤメーカーとしてのゴム・接地面の摩擦制御技術をクラブフェース設計に応用しているとされ、打点位置ごとにフェース面の粗さを変える「パワーミーリング」(トウ・ヒール側を中央の2倍粗くしオフセンターヒット時のスピンを抑える)などが紹介されている。ただしこれらの技術説明はゴルフメディアの記事に基づくもので、ブリヂストン公式の技術解説ページでの直接確認はできていない。なお、タイガー・ウッズとの契約(2017年〜)はボール(TOUR B330シリーズ)に関するものであり、クラブとの直接的な技術的関連を示すものではない点に注意が必要である。
代表的な製品ラインはアスリート向けのTOUR Bシリーズ(TOUR B JGR、TOUR B X/XS等)、汎用モデルのB1/B2/B3シリーズである。
代表モデル
- TOUR B X-CBアイアンアイアン
軟鉄鍛造のキャビティバック(背面をくり抜いた形状)アイアン。幅広で丸みのあるソールと厚めの打球面により、操作性と打感の両立を狙う設計とされる。
- TOUR B X-Fフェアウェイウッドウッド・2020年
2020年9月発売。クラウン内蔵の「ハニカムストリング」構造とフェース反発をコントロールする「SP-COR」を組み合わせ、高弾道・高許容性を狙ったフェアウェイウッド。
- TOUR B Xドライバードライバー・2020年
2020年9月、日本国内で発売されたドライバー。「ねじれない弾道でもっと遠くへ」というコンセプトを掲げ、ヘッドのたわみ復元力を高める「ハニカムストリング」構造を採用する。
- BITING SPINウェッジウェッジ・2024年
2024年9月発売。軟鉄鍛造(S20C)のヘッドに、縦溝と斜め溝を組み合わせた新設計「BITING SPIN IXミーリング」を採用し、ウェットコンディションでのスピン性能向上を訴求するウェッジ。