原理原則ゴルフ

コース設計の原理/コースガイド

我孫子ゴルフ倶楽部

千葉県我孫子市/開場1931年

設計:赤星四郎赤星六郎

利根川と手賀沼に挟まれた立地に、アマチュアながら当時の日本ゴルフ界を代表する選手であった赤星四郎・赤星六郎兄弟が設計した林間コース。無数の顎の高いバンカーから「バンカーの我孫子」の異名で知られ、日本オープン等主要競技の舞台を繰り返し務めてきた。

我孫子ゴルフ倶楽部は1930年(昭和5年)2月に着工し、同年10月5日に9ホールで仮オープン、18ホール造成が完了した1931年(昭和6年)10月18日に正式開場したと伝えられている。設計を手がけたのは赤星四郎・赤星六郎の兄弟で、いずれも選手として活躍する一方、米国東海岸の名門コースでのプレー経験を設計に活かしたとされる。利根川と手賀沼に挟まれた平坦な地形を生かし、戦略性の高いバンカー配置を随所に配したルーティングが特徴とされる。

造成から間もなく、顎の高い・あるいは深いバンカーが随所に配された難易度の高さから「バンカーの我孫子」と呼ばれるようになったとされ、プロゴルファーの青木功が同倶楽部でバンカーショットの技術を磨いたと伝えられている。2012年からのコース全面改修でグリーンは1グリーン化され、速くアンジュレーションの効いたグリーンに整備されたとされる。日本オープン選手権・日本プロフェッショナル選手権・日本シニアオープン選手権・日本女子オープン選手権など、開場から現在に至るまで数多くの主要競技の舞台を務めてきた、日本を代表するコースの一つに数えられる。

各ホールのヤーデージ・レイアウト・マネジメント

13番ホールの模式図
本文に明示された情報のみを反映した簡易模式図(実測図ではありません)

13番 パー3・184ヤード(名物ホール)

同倶楽部の名物ホールとして紹介されることが多いパー3。春はソメイヨシノをはじめとする桜、秋は紅葉が楽しめ、季節によって表情を大きく変えるホールとされる。距離自体はそれほど長くないが、「バンカーの我孫子」を象徴する高い縁のバンカーがグリーン周りを固めているとされ、正確なアイアンショットが求められる。

コース全体のルーティング概観

我孫子ゴルフ倶楽部のホールルーティング模式図
公開されている情報をもとに作成したオリジナルの簡易模式図です。実測に基づく精密な測量図ではありません。

出典:我孫子ゴルフ倶楽部公式サイト(沿革・コースの魅力)、Wikipedia「我孫子ゴルフ倶楽部」、Gridge「隠れ名門コース」シリーズ、ゴルナレ「我孫子ゴルフ倶楽部の魅力」等をもとに構成。13番以外の個別ホールの特徴、および日本オープン等の開催年の網羅的な一覧は、本セッションでは複数資料での裏付けが取れなかったため記載していない。