原理原則ゴルフ

コース設計の原理/コースガイド

霞ヶ関カンツリー倶楽部 東コース

埼玉県川越市/開場1929年

設計:C.H.アリソン(チャールズ・ヒュー・アリソン)赤星四郎

1929年(昭和4年)10月6日開場、埼玉県内初のゴルフ場とされる。藤田欽哉・赤星四郎による設計にC.H.アリソンが関わったと伝えられ、1957年にはカナダカップ(現ワールドカップ)を日本で初開催、2021年(2020年東京オリンピック延期開催)のゴルフ競技会場にもなった。

霞ヶ関カンツリー倶楽部は1929年(昭和4年)10月6日に開場し、埼玉県内で最初のゴルフ場とされる。東コースは藤田欽哉・赤星四郎による設計に、廣野ゴルフ倶楽部の設計でも知られるイギリスの設計家C.H.アリソンが関わったと伝えられている。日本語の資料では1930年にアリソンによる改造が行われたと紹介される一方、英語の資料では当初からの共同設計者の一人として紹介されるなど、アリソンの関与の位置づけについては資料によって表現が分かれており、本セッションではどちらか一方に断定することは避ける。西コースは、廣野ゴルフ倶楽部でアリソンの仕事ぶりを間近で見て設計家を志したとされる井上誠一の設計により、1932年6月12日に開場したと伝えられている。

1957年、東コースを舞台にカナダカップ(現ワールドカップ)が日本で初めて開催され、中村寅吉が個人優勝、中村寅吉・小野光一組が団体優勝を果たした。この大会の成功が日本国内のゴルフブームのきっかけの一つになったとされる。以降も日本オープン選手権(1933年、1956年、1995年、2006年)など数多くの主要競技を開催してきた。

2021年(新型コロナウイルス感染症の影響で1年延期された2020年東京オリンピック)では、東コースがゴルフ競技の会場となった。男子はザンダー・シャウフェレ(アメリカ)、女子はネリー・コルダ(アメリカ)がそれぞれ金メダルを獲得し、女子では稲見萌寧が銀メダルを獲得したと伝えられている。以下のホール別解説は、霞ヶ関カンツリー倶楽部公式サイト(kasumigasekicc.or.jp)東コースページ掲載のホールレイアウト図をもとに、パー・ヤーデージと視覚的に確認できるハザード配置をまとめたものである。ヤーデージはBlack/Blue/Whiteティーの順で記載する。

各ホールのヤーデージ・レイアウト・マネジメント

1番 パー4・Black399/Blue379/White347ヤード

ティーショット方向のフェアウェイ手前左に池、フェアウェイ中央から奥にかけて複数のバンカーが配置されていることが公式サイトのホールレイアウト図で確認できる。グリーン右サイドにもバンカーがあり、攻略ラインを読む力が求められる。

2番 パー4・Black372/Blue358/White329ヤード

公式サイトのホールレイアウト図では、フェアウェイ中盤とグリーン右手前にバンカーが確認できる。距離はそれほど長くないため、フェアウェイキープを優先したい。

3番 パー4・Black426/Blue393/White364ヤード

フェアウェイ中央やや左寄りとグリーン奥にバンカーが配置されていることが公式サイトのホールレイアウト図で確認できる、距離のあるパー4。

4番 パー3・Black200/Blue177/White149ヤード

グリーンの手前と奥にバンカーが配置されたパー3(公式サイトのホールレイアウト図による)。距離のあるショートホールで、番手選びが鍵になる。

5番 パー5・Black590/Blue550/White507ヤード

コース屈指の長さを持つパー5。公式サイトのホールレイアウト図では、グリーン手前から奥にかけて右サイドにバンカー群が配置されていることが確認できる。

6番 パー4・Black360/Blue334/White302ヤード

フェアウェイ左手前に池、グリーン奥にバンカーが配置されていることが公式サイトのホールレイアウト図で確認できる。距離はそれほど長くないが、池の存在がティショットの選択に影響する。

7番 パー3・Black194/Blue170/White139ヤード

グリーンの左右にバンカーが配置されたパー3(公式サイトのホールレイアウト図による)。距離のあるショートホールで、風の影響を受けやすい。

8番 パー5・Black569/Blue539/White494ヤード

フェアウェイ中盤のバンカー群とグリーン手前のバンカーが公式サイトのホールレイアウト図で確認できる、長いパー5。

9番 パー4・Black445/Blue408/White374ヤード

グリーン奥に池とバンカーが配置されていることが公式サイトのホールレイアウト図で確認できる、アウトを締めくくる距離のあるパー4。

10番 パー3・Black168/Blue141/White117ヤード

ティーとグリーンの間に大きな池が広がる、東コースを代表するパー3(公式サイトのホールレイアウト図による)。グリーン奥にもバンカーが配置されている。

11番 パー4・Black436/Blue410/White385ヤード

フェアウェイ中央とグリーン奥にバンカーが配置されていることが公式サイトのホールレイアウト図で確認できる、距離のあるパー4。

12番 パー4・Black463/Blue433/White407ヤード

フェアウェイ左サイドとグリーン奥にバンカーが配置されていることが公式サイトのホールレイアウト図で確認できる。インで最も距離のあるパー4の一つ。

13番 パー4・Black377/Blue341/White323ヤード

フェアウェイ中央やや左とグリーン奥にバンカーが配置されていることが公式サイトのホールレイアウト図で確認できる。

14番 パー5・Black571/Blue539/White513ヤード

フェアウェイに沿ってバンカーが点在し、グリーン奥にもバンカーが配置されていることが公式サイトのホールレイアウト図で確認できる、距離のあるパー5。

15番 パー4・Black393/Blue373/White345ヤード

グリーン奥にバンカー群が配置されていることが公式サイトのホールレイアウト図で確認できる。フェアウェイ自体は比較的開けたホール。

16番 パー3・Black185/Blue163/White138ヤード

グリーン右サイドにバンカーが配置されたパー3(公式サイトのホールレイアウト図による)。

17番 パー4・Black323/Blue306/White267ヤード

東コースで最も距離の短いパー4。公式サイトのホールレイアウト図では、ティー付近左手に池、グリーン周りに複数のバンカーが配置されていることが確認できる。

18番 パー4・Black436/Blue405/White366ヤード

グリーン右手前に池、フェアウェイ中盤とグリーン奥にバンカーが配置されていることが公式サイトのホールレイアウト図で確認できる、東コースの締めくくりとなるパー4。

出典:Wikipedia「霞ヶ関カンツリー倶楽部」(日本語版)、Wikipedia「Kasumigaseki Country Club」(英語版)、公式サイト(kasumigasekicc.or.jp)関連ページ、ゴルフダイジェスト社コース紹介記事等をもとに構成。東コース開場日(1929年10月6日)・西コース開場日(1932年6月12日)・設計者(東:藤田欽哉・赤星四郎、西:井上誠一)・1930年のアリソンによる改造・1957年カナダカップ・2021年東京オリンピックの結果は複数情報源で一致を確認し、旧記載からの変更は不要と判断した。アリソンの関与の位置づけ(改造か共同設計か)は資料間で表現が分かれるため断定を避けた。各ホールのパー・ヤーデージ(Black/Blue/White)およびバンカー・池の大まかな位置は、霞ヶ関カンツリー倶楽部公式サイト東コースページに掲載されているホール別レイアウト図(画像)をもとに記載した。ハザードの記述は同レイアウト図で視覚的に確認できる範囲に限定しており、楽天GORA・GDO等での追加裏取りは本セッションでは実施していない。