原理原則ゴルフ

コース設計の原理/変遷史

なぜチェンバーズ・ベイのグリーンは「ブロッコリーの上でパットするようだ」と言われたのか

2007年開場のチェンバーズ・ベイは、2015年全米オープンの舞台となったが、フェスキュー芝のグリーンが選手から酷評された。その状況と、その後にグリーンの芝が段階的にポア・アニュアへ張り替えられた経緯を追う。

監修・執筆:原理原則ゴルフ編集部(編集部)

2007年開場のコース

チェンバーズ・ベイはロバート・トレント・ジョーンズ・ジュニアの設計により2007年6月23日に開場したとされる。建設費は約2,070万ドルとされるが、資料により数字に幅がある。

フェスキュー芝グリーンへの酷評

2015年全米オープンでは、フェスキュー芝のグリーンの状態が選手から厳しく批判された。ゲイリー・プレーヤーは「63年のプロ生活で見た中で最悪のコースの一つ」と評したと報じられている。そのほか、グリーンの状態を「ほとんど笑ってしまうほど」と表現した選手の談話も報じられている(Sky Sports)。「ブロッコリーの上でパットするようだ」という表現も、この大会のグリーンを評するものとして広まったが、誰の発言かは本稿では確認できていない。

ポア・アニュアへの張り替え

グリーンの状態の背景には、ポア・アニュア(スズメノカタビラ)が混在したことがあるとされる。その後、2017年初めに3つのグリーン(7番、10番、13番)が地元産のポア・アニュアで張り替えられた。さらに、2018年10月から2019年4月3日までの休業中に、すべてのグリーンが張り替えられた。クラブが、すでに定着していた草種を意図的に採用するという判断をしたのかどうかなど、決定の動機については、本稿では確認できていない。

関連記事:オークモントのチャーチ・ペューズ、キアワ島オーシャンコースの設計。

本稿で確認できなかったこと

  • 「ブロッコリー」発言の発言者(ヘンリク・ステンソンとする記述の裏付けがない)。
  • 2015年のグリーンの状態の原因の詳細(過度な散水とポア・アニュアの侵入とする説明の一次資料)。
  • 建設費の正確な額、開場日とジョーンズ・ジュニアの設計の一次資料。
  • 張り替えを決めた動機。

出典

  1. Chambers Bay returfs greens with poa annua(Golf Business News) https://golfbusinessnews.com/news/courses/chambers-bay-returfs-greens-with-poa-annua/(報道、本文引用確認)
  2. Chambers Bay welcomes new poa annua greens(Golf Course Architecture) https://www.golfcoursearchitecture.net/content/chambers-bay-welcomes-new-poa-annua-greens(専門誌、要約のみ)
  3. What the players were saying about Chambers Bay(Sky Sports) https://www.skysports.com/golf/news/14640/9892028/what-the-players-were-saying-about-chambers-bay-at-the-us-open(報道、本文確認)
  4. Gary Player calls Chambers Bay one of the worst(Washington Post) https://www.washingtonpost.com/news/early-lead/wp/2015/06/20/gary-player-calls-chambers-bay-one-of-the-worst-golf-courses-ive-seen-in-my-63-years-as-a-pro/(報道、見出しのみ)
  5. Chambers Bay(Wikipedia) https://en.wikipedia.org/wiki/Chambers_Bay(二次資料)

よくある質問

2015年全米オープンでグリーンは何が問題だったのですか?
フェスキュー芝のグリーンの状態が選手から厳しく批判されました。背景としてポア・アニュアが混在したことが挙げられていますが、原因の詳細は本稿では一次資料で確認できていません。
その後グリーンはどうなったのですか?
2017年初めに3つのグリーンがポア・アニュアで張り替えられ、2018年10月から2019年4月3日までの休業中に全グリーンが張り替えられました。

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