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コース設計の原理/原理解説

なぜパインハーストNo.2の「タートルバック・グリーン」は攻略不能に感じるのか

パインハーストNo.2の名物は、周囲に向かって傾斜が落ちる「タートルバック(亀の甲羅)」型のグリーンとされる。1907年開場のこのコースで、ドナルド・ロスは何を狙ったのか。

監修・執筆:原理原則ゴルフ編集部(編集部)

1907年に開いたコース

パインハーストNo.2は、設計家ドナルド・ロスが手がけ、1907年に開場したとされる(パインハースト公式サイトによる)。ヤーデージは約7,588ヤード、パー70である。男子は1936年のPGA選手権および1999・2005・2014・2024年の全米オープン、女子は2014年の全米女子オープンを開催しており、これらを合わせて6回のメジャー選手権を開催してきたことになる(このほかにも多くの大会を開催しており、パインハースト公式サイトが挙げる開催数は12とこれより多い)。

「タートルバック」グリーンとは

パインハースト公式サイトは、同コースを「Known for Turtleback Greens(タートルバック・グリーンで知られる)」と紹介している。中央が盛り上がり、周囲に向かって傾斜が落ちる形状で、中心から外れたボールは外側に流れやすいとされる。「クラウンド・グリーン」と呼ばれることもあるが、この呼称が公式資料に明記されているかは確認できていない。

アプローチの難しさと、成り立ちをめぐる説

グリーン面を捉えられなければ、ボールは外側の傾斜地へ転がり落ち、正確な寄せが求められる。この形状がロスの意図した設計だったかどうかは、資料によって説明が分かれる。Golf Club Atlasは、1935年ごろにロスがグリーンを砂からバミューダグラスへ転換する際に盛り上がりを作ったと説明する。一方、The Fried Eggは、長年の砂の上乗せ(トップドレッシング)の積み重ねで形成されたとする。パインハースト公式サイトは、グリーンが1933〜35年にバミューダグラスへ転換されたと記している。本稿は、ロスの意図を断定しない。

関連記事:ドナルド・ロスのナチュラルネス哲学。

本稿で確認できなかったこと

  • タートルバック形状がロスの設計意図によるものか、長年の砂の上乗せの結果か(資料により説明が分かれる)。
  • グリーンの転換の正確な年(1933〜35年、1935年ごろなど資料により異なる)。
  • 公式サイトの開催トーナメント数(12)の内訳。

出典

  1. Pinehurst No. 2(Pinehurst Resort) https://www.pinehurst.com/golf/courses/no-2/(公式サイト、引用確認)
  2. Another Championship Chapter(Pinehurst Resort) https://www.pinehurst.com/about/another-championship-chapter/(公式サイト、要約のみ)
  3. The Tale of Augusta National and Donald Ross(Pinehurst Resort) https://www.pinehurst.com/about/tale-augusta-national-donald-ross/(公式サイト、要約のみ)
  4. Pinehurst No. 2(Golf Club Atlas) https://golfclubatlas.com/countries/pinehurst-no-2-2/(専門サイト、二次)

よくある質問

「タートルバック・グリーン」とはどのような形状ですか?
中央が盛り上がり、周囲に向かって傾斜が落ちる、亀の甲羅のような形状のグリーンとされます。パインハースト公式サイトがこの呼称を用いています。
パインハーストNo.2はいつ開場しましたか?
設計家ドナルド・ロスにより1907年に開場したとされます。男子の全米オープン4回、全米女子オープン1回、PGA選手権1回の計6回のメジャー選手権を開催してきました。

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