原理原則ゴルフ

ルール・用具規定の由来/原理解説

なぜゴルフの統括団体はUSGAとR&Aの2つに分かれているのか

他の多くの競技と異なり、ゴルフには世界統一の単一の統括団体が存在しない。米国とそれ以外の世界とで管轄が分かれているのはなぜか。1894年のUSGA創設から1951年の統一会議に至るまでの経緯を解説する。

監修・執筆:原理原則ゴルフ編集部(編集部)

別々に発展した二つの起源

R&Aの起源は、1754年にセント・アンドリュースで創設されたSociety of St Andrews Golfersにあり、同団体は1834年からRoyal and Ancient Golf Clubを名乗った。規則の運営を担う組織としてのR&Aがクラブから分かれたのは2004年である。一方USGA(全米ゴルフ協会)は1894年12月22日、米国内で二つのクラブがそれぞれ「全米選手権」を開催したことを契機に、統括団体の必要が意識されて創設された。創設メンバーはNewport、St. Andrew's(Westchester)、Chicago、Shinnecock Hills、The Country Clubの5クラブである。

規則の見解の相違

両団体は当初、それぞれ独自に規則を制定していたため、違いが生じていった。USGAは1947年に規則を61条から21条へ再編したとされる(この数字は断片的な記述でのみ確認)が、R&Aは同じ形では追随せず、1950年に独自に改訂した。規則の内容が大西洋を挟んで食い違う状態が続いていた。

1951年の統一会議

この状況を解消するため、1951年に、USGA・R&A・オーストラリアゴルフ連合・カナダ王立ゴルフ協会の代表が統一規則の草案を作成する会議を開いた。これを経て1952年1月1日発効で共同規則が実現し、以降は共同で規則を発行している。現在、管轄はUSGAが米国とメキシコ、R&Aがそれ以外の地域である。この地理的な線引きがいつ、どのような取り決めで定められたのかは、本稿では確認できていない。

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本稿で確認できなかったこと

  • USGAが1947年に規則を61条から21条にしたとする数字の一次資料。
  • 管轄区域の線引きがいつ、どのような取り決めで定められたか。
  • 1951年の会議の開催地・詳細(USGA記事は本文を確認できていない)。
  • USGA公式サイト(usga.org)は取得時にアクセスが拒否され、本文を確認できていない。

出典

  1. Rules Throwback: Joint Rules Conference, 1951(USGA) https://www.usga.org/content/usga/home-page/articles/2016/04/rules-throwback--joint-rules-conference--1951.html(未確認(アクセス拒否、抜粋のみ))
  2. USGA Publications FAQ https://www.usgapublications.com/pages/faqs(公式、要約のみ)
  3. The R&A(Wikipedia) https://en.wikipedia.org/wiki/The_R%26A(二次資料)
  4. This Day in History: USGA(History.com) https://www.history.com/this-day-in-history/december-22/golf-usga-united-states-governing-body(報道、要約のみ)
  5. Rules History: Post-1899 http://www.ruleshistory.com/post-1899.html(二次資料、要約のみ)

よくある質問

USGAとR&Aはどちらが「本家」なのですか?
起源の古さで言えば、1754年に設立されたSociety of St Andrews Golfers(のちのRoyal and Ancient Golf Club)に遡るR&A側が古く、USGAは1894年創設です。ただし両者は独立した統括団体で、現在は共同で規則を発行しています。
USGAとR&Aはなぜ規則を統一したのですか?
当初は別々に規則を制定していたため内容に違いが生じていました。この状況を解消するため1951年に統一会議が開かれ、1952年1月1日から共同規則が発効しました。

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