弾道の物理/用語集
スピン量(バックスピン・サイドスピン)
ボールの回転量。バックスピンは揚力(マグヌス効果)を生み弾道の高さや滞空時間に影響し、スピン軸が傾いたバックスピン成分が左右の曲がり(フック・スライス)を生む。
スピン量は、インパクト後にボールが回転する量を示す指標で、主にバックスピンとサイドスピンという2つの成分に分けて語られる。バックスピンは、ボール上面と下面の空気流速差から生まれる揚力(マグヌス効果)を発生させ、弾道の高さや滞空時間に大きく影響する。
ボールの左右の曲がりについては、TrackManの立場では純粋なサイドスピンによってではなく、「スピン軸が傾いたバックスピン」によって生じるという説明が採用されている。スピン軸が0度であれば純粋なバックスピンとなり曲がりは生じず、軸が傾くほど曲がりが大きくなるという考え方である。スピン軸はインパクト直後にほぼ決まり、その後の飛行中は基本的に一定に保たれるとされるが、実際には空気抵抗などの影響で若干変化する場合もある。なお、「サイドスピン」という用語自体は、TrackMan独自のスピン軸モデルと、従来の「バックスピンとサイドスピンの合成ベクトル」として説明する伝統的なモデルとで表現の仕方が異なり、情報源によって説明の仕方に幅がある点には留意しておきたい。