クラブの原理/原理解説
ウェッジの本数はどう選ぶべきか——ロフト間隔(ギャッピング)の原理
ピッチングウェッジからロブウェッジまで、複数のウェッジをバッグに入れる際に問題になるのが「ロフトの間隔」である。距離の抜け(ギャップ)が生じにくい構成の考え方を整理する。
ロフト間隔が空きすぎると何が起きるか
ウェッジは通常、ロフト角が数度刻みで異なる複数本を組み合わせて使う。仮に手持ちのウェッジ同士でロフト差が大きく開いてしまうと、その中間の距離を打ち分ける手段がなくなり、フルスイングでは届かずハーフスイングでは距離感が安定しないという「距離の抜け」が生じやすいとされる。逆にロフト差が近すぎる本数を持つと、他の番手(例えばアイアンやフェアウェイウッド)に割ける本数が減ってしまうという兼ね合いもある。
一般的なギャッピングの考え方
クラブフィッティングの現場では、隣り合うウェッジ同士のロフト差をおおむね4〜6度程度の範囲に収めることで、フルスイング時の飛距離差が均等になりやすいという考え方が一般的に用いられているとされる。ただし、この間隔はゴルファーのスイングスピードや各クラブの実際の飛距離次第で変わるものであり、万人に当てはまる絶対的な数値ではない点には注意が必要とされる。
アイアンセットとの整合も必要
ウェッジのロフト構成を考える際は、セットの中で最もロフトが立っているアイアン(多くの場合ピッチングウェッジ)のロフトとの整合も欠かせないとされる。近年はアイアンのロフトが立つ傾向(いわゆる「ロフト強化」、既存記事「なぜアイアンのロフトはこんなに立ったのか」も参照)があり、それに伴ってウェッジ側の構成も見直しが必要になる場合があると考えられている。
関連記事:チップとピッチの使い分け。
よくある質問
- ロフト差は必ず均等でなければいけませんか。
- 必ずしも均等である必要はないとされる。あくまで自分の各クラブの実際の飛距離差を基準に、極端な抜けが生じない範囲に収めることが目的であり、数値自体はゴルファーごとに異なるとされる。
- ウェッジは何本持つのが一般的ですか。
- アイアンセットの構成や個人の好みによって幅があり、一律の正解があるわけではないとされる。ピッチングウェッジを含めて2〜4本程度を、ロフト間隔を意識して選ぶ考え方が広く紹介されている。
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