原理原則ゴルフ

ゴルフボールの原理/用語集

ディンプル

ゴルフボール表面にある無数のくぼみ。ボール表面近くの境界層を層流から乱流に遷移させることで空気抵抗(圧力抵抗)を減らし、表面が滑らかなボールよりも大幅に遠くまで飛ばすことを可能にしている。

ディンプルは、ゴルフボール表面に刻まれた無数の小さなくぼみで、飛行中の空気抵抗を減らす役割を担っている。ボール表面近くの薄い境界層をあえて乱流化させることで、気流の剥離点を後方に押しやり、ボール後方にできる後流(ウェイク)を縮小して圧力抵抗を低減する仕組みで、表面が滑らかなボールに比べて大幅に飛距離を伸ばすことができるとされる。

また、バックスピンによってボール上面と下面で空気の流速差が生まれ、上面側の圧力が下がることで揚力(マグヌス効果)が発生し、これが滞空時間や弾道の高さに影響する。現代のゴルフボールは概ね300〜500個程度のディンプルを持つのが一般的だが、記録上は1,070個(大玉414個と極小玉656個の組み合わせ)のボールも存在するとされる。ディンプルの深さ・直径・数を変えると摩擦抵抗と空力抵抗の両方が変化するが、一定範囲内であれば空力抵抗の減少効果が摩擦抵抗の増加を上回り、飛距離向上に寄与するとされている。