コース設計の原理/変遷史
なぜシネコック・ヒルズは設計し直されてきたのか——USGA創設クラブの改修史
1891年創設、USGA設立5クラブの一つであるシネコック・ヒルズは、Willie Davisに始まり、William Flynnによる1931年の現コースまで、設計者を替えながら作り直されてきた。コースの歩みをクラブ公式の記述を中心に追う。
1891年、12ホールから始まった
クラブ公式サイトによれば、シネコック・ヒルズ・ゴルフクラブは1891年に創設され、当初はWillie Davisによる12ホールのコースだった。1895年春に18ホールへ拡張されたと同サイトは記している。他の資料には、1894年にWillie Dunnが6ホールを追加したとする記述もある。同クラブはUSGAを設立した5つの創設クラブの一つでもある。
Flynnによる現在のコース
クラブ公式サイトによれば、現在のコースはWilliam Flynnが設計し、Dick WilsonがToomeyとFlynnの名のもとで施工して、1931年のシーズンに開場した。この前にC.B. MacdonaldとSeth Raynorが関わった時期については、1916年ごろ(1917年完成)とする記述のほうが裏付けがあり、本稿では年を特定しない。
2010年代の修復
2010年代にはBill CooreとBen Crenshawが改修を手がけ、Flynnの設計に近づける方向で整備したとされる(2013〜14年)。全米オープンは1896年、1986年、1995年、2004年、2018年、2026年に開催されている。
関連記事:ベスページ・ブラックの設計者をめぐる経緯、オークランド・ヒルズの1951年改修。
本稿で確認できなかったこと
- MacdonaldとRaynorの改修の正確な年(1901年とする説は裏付けがない)。
- Dunnによる拡張(1894年)と、公式の記述(1895年春に18ホール)との整合。
- Coore & Crenshawの改修の詳細。
出典
- History(Shinnecock Hills Golf Club) https://www.shinnecockhillsgolfclub.org/history(クラブ公式サイト、引用確認)
- Shinnecock Hills history and design evolution(Australian Golf Digest) https://www.australiangolfdigest.com.au/shinnecock-hills-history-design-evolution/(専門誌、二次)
- Shinnecock Hills: 5 things you didn't know(Golf.com) https://golf.com/news/shinnecock-hills-5-things-didnt-know-us-open-site/(専門誌、要約のみ)
- Shinnecock Hills Golf Club(Wikipedia) https://en.wikipedia.org/wiki/Shinnecock_Hills_Golf_Club(二次資料)
よくある質問
- シネコック・ヒルズは誰が設計したのですか?
- 1891年にWillie Davisが最初の12ホールを設計し、その後Willie Dunn、C.B. Macdonald、William Flynnと複数の設計家が関わってきたとされています。現在のコースはFlynnの設計で1931年のシーズンに開場しました。
- なぜ何度も設計し直されたのですか?
- 理由を直接説明した資料は確認できていません。1895年に18ホールとなり、1931年に現在のコースが開場しました。2010年代にはCoore & Crenshawによる修復も行われています。
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